ピラティスとヨガの違い

ピラティスとヨガはともにダイエットに効果的で、セレブも実践しているという点から日本で注目されはじめましたが、ピラティスがヨガの一種と見られたり、その違いがわかりにくいという人も多いようです。

まず、それぞれの発祥をみてみますと、ヨガは約3000年前、宗教的な修行の一環として始まったのに対し、ピラティスは約90年前の第一次大戦中に傷病兵のリハビリとして開発されました。近年になって両者は、心と体に有効なエクササイズとして広く認められるようになるわけですが、ヨガは宗教的なルーツを持つために「瞑想」がメソッドの中に盛り込まれ重要なポジションを占めています。

また、特徴的な違いをみていくと、ヨガが腹式呼吸なのに対し、ピラティスは胸式呼吸をとることや、ヨガのメソッドではポージングという静止状態が多く伴うのに対し、ピラティスは穏やかだが動きを伴うエクササイズが多い、という点があります。

ただし、ピラティスは様々な要素を取り込んで生まれたエクササイズであり、その中にはヨガも含まれていますので、似ていると感じる動作もあるかもしれません。また、ヨガメソッドを大きく取り入れてレッスンを行っているピラティスインストラクターもいるようです。

ピラティスエクササイズで使われる機器

ヨガではレッスンに特別な機器が使われることはありませんが、ピラティスにはオリジナルのエクササイズマシーンが存在します。

リフォーマー、キャデラックといった専門の機器で、通常行われているマットでのレッスンの他に、それらのマシーンを用いるプログラムを設定しているスタジオもあります。

もともとピラティスメソッドの発祥は、創始者のジョセフ・H・ピラティスが、ベッドとマットのスプリングを改良して体に負担の少ないリハビリ方法を考案したことに始まりますので、マシーンエクササイズはピラティスメソッドのルーツの一つであるともいえます。

そのような専門のマシーンを用いることによって、600以上ものエクササイズを行うことができるといわれ、レッスンを受ける人の体の状態や本人の希望に沿ったよりきめ細かいエクササイズが可能になります。

ピラティスのレッスンを受けてその効果を実感したら、ピラティスメソッドのすばらしさをより深く体験するためにも、マシーンエクササイズを試してみたいですね。

ピラティスエクササイズで使われる機器

(写真提供:Body Arts and Science International Japan

ピラティスメソッドで使われる重要語句

ピラティスメソッドには、以下のような基本的かつ重要な考え方をあらわす語句があります。

フロー

身体を各ポジションからポジションへ滑らかに動かすこと。集中して身体をコントロールし、呼吸やセンタリングを意識しながら流れるような動作を目指すのがピラティスエクササイズの理想。

センタリング

骨盤周辺の筋肉や腹筋、背筋などの体幹部の筋肉によって手や足の動きをサポートすること。また、すべての動きを安定させるため、体幹を意識して動作を行うこと。

呼吸

ピラティスメソッドでは、肺から完全に息を吐くことということを重要視する。また、息を吐ききった後に吸うことで、すべての筋肉が活性化されると考えられている。なお、呼吸法に関しては、ピラティスの各流派によって様々なものが存在する。

コア

「外複斜筋」「腹直筋」「内腹斜筋」「腹横筋」「骨盤底筋群」など、骨盤と背骨のまわりにある比較的体の深い部分にある筋肉をさす。ピラティスメソッドでは、骨盤や坐骨を支えるこれらの筋肉を鍛えることができ、体のゆがみを直して安定した美しい姿勢を保つことができる。

これらはピラティスのレッスンを受ける前の予備知識として、頭の片隅にとどめておいた方が良いようです。

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